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【特別展】琳派から日本画へ ―和歌のこころ・絵のこころ―
会 期 : 2013年2月9日(土)~3月31日(日)
〔前期:2月9日(土)~3月3日(日)、後期:3月5日(火)~3月31日(日)〕
会場: 山種美術館
主催: 山種美術館、朝日新聞社
開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日: 月曜日(但し、2月11日は開館、その翌日は休館)
入館料: 一般1200円(1000円)・大高生900円(800円)・中学生以下無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金および前売料金
  • ※障害者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料
  • ※本展覧会は特別展のため、通常展とは料金が異なります。
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出品作品: 藤原定信《石山切(貫之集下)》【重要美術品】、後陽成天皇《和歌巻》【重要美術品】、
俵屋宗達・本阿弥光悦《四季草花下絵和歌短冊帖》
俵屋宗達《西行法師行状絵》【重要文化財】(文化庁)、尾形光琳《槙図》(東京国立博物館蔵)、
尾形乾山《八橋図》【重要文化財】(文化庁)、
深江芦舟《蔦の細道図》【重要文化財】(東京国立博物館蔵)、
酒井抱一《秋草鶉図》【重要美術品】、鈴木其一《伊勢物語 高安の女》
下村観山《老松白藤》、川端龍子《八ッ橋》、速水御舟《紅梅・白梅》、加山又造《千羽鶴》(東京国立近代美術館蔵)、
ほか 全約65点(会期中展示替えあり)

●前期展示(2/9~3/3) 〇後期展示(3/5~3/31) 無印は全期展示(2/9~3/31)

※所蔵先を記載していない作品は山種美術館蔵です。
※出品内容には変更が入る場合があります。

近年、琳派ブームは非常に盛況で、国内外を問わず展覧会が開催されるほど、人々の心を惹きつけてきました。同時に様々な角度から琳派を問い直す検証も行われています。本展覧会では、琳派の造形に影響を与えた料紙装飾の華麗な平安古筆、そして江戸時代の琳派作品、その後にいたる近代の日本画を通して、「和歌」と「装飾性」の視点から、数々の名品をご紹介いたします。

20世紀初頭より、江戸時代の琳派の作品は、近代の日本画家たちによって繰り返し研究され、取り入れられてきました。一方で琳派の絵師たちも、やはり遡(さかのぼ)る時代の古典に源泉を求め、様式を確立した一面があります。例えば主題においては『伊勢物語』や、『源氏物語』を絵画化し、また造形面では、記された和歌を視覚的に飾るため、平安時代に発達した金銀の料紙装飾を、様々な形で応用しました。そこで培われた感性やデザイン感覚は、琳派の華麗な装飾、斬新な意匠を形成した一因といえるでしょう。

このたび平安時代の料紙装飾の名品《石山切》【重要美術品】や初公開となる後陽成天皇《和歌巻》【重要美術品】、細川幽斎《和歌短冊》など、当館秘蔵の古筆コレクションを一堂に揃え公開いたします。また後の絵師達に繰り返し図様が描かれた伝俵屋宗達《槙楓図》(山種美術館蔵)、『伊勢物語』が主題の尾形乾山《八橋図》【重要文化財】(文化庁)や、深江芦舟《蔦の細道図》【重要文化財】(東京国立博物館蔵)など琳派の名品に加え、近代の横山大観、下村観山や速水御舟らの琳派研究の成果が結実した数々の作品も展示します。江戸時代から20世紀にいたる画家たちが、和歌や古典文学、そして装飾性をどのように摂取し、絵画化していったかをご覧いただける特別展といたします。

本展覧会を通じて、千年にわたり受け継がれてきた和歌の伝統にふれ、古今の造形美の競演をお楽しみいただければ幸いです。

藤原定信《石山切(貫之集下)》
藤原定信《石山切(貫之集下)》
山種美術館蔵(前期展示)
尾形光琳《槙図屏風》
尾形光琳《槙図》
東京国立博物館蔵(後期展示)
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尾形光琳《四季草花図巻》(部分)
前期で場面替えあり
深江芦舟《蔦の細道図》
深江芦舟《蔦の細道図》
【重要文化財】
東京国立博物館蔵(後期展示)
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松岡映丘《伊勢物語(合作)》(部分)
山種美術館蔵(前期展示)
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下村観山《老松白藤》
山種美術館蔵
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上村松園《詠哥》
山種美術館蔵