館長あいさつ
HOME > 館長あいさつ

館長あいさつ

当館は、1966(昭和41)年、私の祖父である山崎種二(山種証券:現SMBCフレンド証券 創業者)が、自ら蒐集したコレクションをもとに創立いたしました。1976年には父の山崎富治が二代目館長に就任し、美術館の充実と発展に尽力しました。私は2007(平成19)年より三代目館長をつとめております。種二は、「美術を愛好される方も、またこれまであまり縁のなかった方にも広く日本画の良さを味わって頂けたらというのが、実は私の願いなのであります」という言葉を残しました。当館では、この創立者の思いを継承するとともに、21世紀における日本画の普及を目指し、展覧会や教育普及活動から、インターネットを活用した情報発信まで、さまざまな取り組みを行っております。

また、2016年には開館50周年を迎え、それに際して新たな試みにも着手いたしました。まずは、種二の「美術を通じて社会、特に文化のため大いに貢献したい」という理念を核として、受け継がれてきた精神や共通の価値観を明文化し、当館の基本理念を制定いたしました。また、日本画の素晴らしさを幅広く発信していきたいと考え、従来のロゴに新たなシンボルマーク(デザイン:佐藤卓)を加えました。さらに、かつて実施していた「山種美術館賞」を、新しい時代にふさわしいかたちで再開させた「Seed 山種美術館 日本画アワード 2016」を実施いたしました。本アワードは、今後も継続的に開催する予定で、日本画を未来に引き継ぎ、世界に伝えていく一助になればと存じます。

red9816-web.jpg

文化や芸術は人々の心を豊かにすることができます。21世紀に入り、グローバル化が進む中、当館では、日本固有の財産である日本画の魅力を国内外に広く発信し、国際社会において少しでも意義のある活動を続けたいと考えております。これからも、親しみやすいテーマによる展覧会から地道な研究まで、多彩な活動を通じて、日本文化・学術の振興と発展につとめてまいりたいと存じます。

皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。

山種美術館 館長 山崎妙子

プロフィール
慶應義塾大学卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了。学術博士。
2007年より財団法人山種美術財団理事長兼山種美術館館長。
2012年より公益財団法人山種美術財団理事長兼山種美術館館長。

※「崎」の本来の表記は「山」偏に「竒」ですが、パソコン、携帯電話等の画面の読みやすさを優先し「崎」を使用しています。