館長挨拶
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館長挨拶

山種美術館は、全国初の日本画専門の美術館として1966(昭和41)年に開館して以来、近代・現代日本画の収集・研究・公開・普及に努めてまいりました。とりわけ収集については「絵は会社のお金で買ってはいけない。自らの私財を投じて買わなければならない」という哲学のもとで創立者・山崎種二(山種証券:現SMBCフレンド証券 創業者)と二代目館長・富治の個人コレクションの寄贈によるかたちで充実させて参りました。2009(平成21)年10月には美術館を新築・移転し、「21世紀における日本画の普及」に取り組んでいます。施設は最新の設備を整え、お客様の作品鑑賞に最適な空間を実現しました。日本画固有の季節感、岩絵具や絹、和紙などの素材の魅力に親しく接していただきたいと考えています。

当館の展覧会はさまざまなテーマで、所蔵品を中心に毎年6~7回開催しています。また創立50周年(2017年)に向け、日本画の有望な新人画家の発掘・奨励のため、かつて実施していた「山種美術館賞」を再開させるべく、準備に着手いたしました。教育普及活動面でも、近隣の小学生を対象とした貸切の鑑賞会や、生涯教育として社会人のお客様向けの特別鑑賞会、各種講演会なども幅広く行っています。 また英・仏語のツアーなども開催しており、国際的にも日本文化を発信する美術館であるよう努めています。 red9816-web.jpg さらに"日常にアートを取り入れる"という観点から、出品作品や季節に合わせたオリジナルグッズ、特製和菓子などをご用意し、あらゆる側面で美術を感じていただける空間づくりとサービスを心がけています。当館の様々な活動をとおして、皆様が日本文化を堪能し、再発見していただくきっかけとなれば幸いです。

文化や芸術は人々の心を豊かにすることができます。当館では日本画の素晴らしさを次の世代に伝えるべく、創立者の「美術を通じての社会貢献」という理念を常に心に抱き、今後も、より多彩な展覧会や地道な研究活動を通じて、学術文化の振興と社会貢献に努めてまいります。

皆様のご来館を心よりお待ち申し上げています。

山種美術館 館長 山崎妙子

プロフィール
慶應義塾大学卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了。学術博士。
2007年より財団法人山種美術財団理事長兼山種美術館館長。
2012年より公益財団法人山種美術財団理事長兼山種美術館館長。

※「崎」の本来の表記は「山」偏に「竒」ですが、パソコン、携帯電話等の画面の読みやすさを優先し「崎」を使用しています。